村上春樹の短編を読むのは初。前知識なく読んだので、ノルウェイの森の元になったと螢にはあれ?と思ったけど、この短さで世界観は十分完成されてるなと思った。納屋を焼くは、どことなくフィッツジェラルドとカポーティを彷彿させる。踊る小人・めくらやなぎと眠る女・三つのドイツ幻想どれも村上春樹の世界がぎゅぎゅぎゅと濃縮されて詰まっていて素敵だったー。ちょっぴり怖いグリム童話的な雰囲気とか、ミヒャエルエンデ的なファンタジー感とか、羊をめぐる冒険や世界の終わりと~を彷彿とさせたり…とにかく気持ちいいファンタジーだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2016年5月14日
- 読了日 : 2016年5月14日
- 本棚登録日 : 2016年5月14日
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