翳りゆく夏 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年8月12日発売)
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本棚登録 : 1398
感想 : 168
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一気に読みました。。

つい先日手紙/東野圭吾を読んだばかり。
今回も犯罪者の娘が登場。でも、彼女に対する周囲の対応は全然違う。
人権問題も絡むから、ということでここまで会社が入社前の女性に親身になってくれるものだろうか。現実はもっと冷たい気がするけども。

20年前の事件を関係者の回想で追っていく。あっという間に読み終わった。
おもしろかった~。

ただ、20年後再調査した新聞記者が突き止めた真実をなぜ警察は気がつかなかったんだ。見落とした事実がいくつかあり、それが結構重要だったり。

真実は非常に辛い結果だった。確かに勘のよい人だったら、速い段階で気がついていたかなぁ(私は夢中になってて気がつかなかった^^;

20年後の真実を知って、息子を誘拐された夫婦と彼(赤ちゃん)は今後どうなるのだろうか。元気にアメリカで活躍する誘拐犯の娘の後日談が書かれているが、なんとなくちょっとすっきりしないかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2011年6月6日
読了日 : 2008年1月30日
本棚登録日 : 2011年6月6日

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