幼馴染の死を起点に、とある兄弟のこれまでお互いが抱いていたイメージが揺さぶられるお話。
兄は智恵子を殺したのか、殺していないのか、真相が気になり一気読み。登場人物達の語りのみで進行するため、それぞれの視点から真相が徐々に読み手側に解き明かされていく過程に、目が離せない。
それにしても、稔のような、一見生真面目で強い意思がなさそうな人の、暗澹な腹の中にぞくりとした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年5月6日
- 読了日 : 2023年5月6日
- 本棚登録日 : 2023年5月6日
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