貧困の連鎖について気になっていた。
自分が子供の頃、周りにそうした子達が居たから。
アスポートの取り組みで、そうした子達が前向きになる姿が良く分かった。
必ずしも全員が何とかなるとは思わないし、その後の将来に挫折することもあるだろうけど、今まで何の救いも無かった所に、アスポートという一つの道ができたことは素晴らしい。
大人の支援は、文章を読むと簡単に書いてあるが、実際は現場の相当の苦労があったであろうと想像できる。
その人の人生に起きた様々なことを一つ一つ解きほぐして、諦めかける気持ちを励ましつつ、普通の生活に戻そうとする取り組みは容易ではないはず。
この本を読むまで、アスポートという事業があることを知らなかった。
ぜひ他の地域にも、こうした取り組みが広まって、やさぐれている人を一人でも助けることができると良いなと思った。
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- 感想投稿日 : 2013年5月25日
- 読了日 : 2013年5月25日
- 本棚登録日 : 2013年5月25日
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