ナオミとカナコ

著者 :
  • 幻冬舎 (2014年11月11日発売)
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本棚登録 : 2682
感想 : 463
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DVを受けていたカナコが親友のナオミと共謀し、夫を殺害。
ありえない設定にもかかわらず、計画を実行して以降のハラハラドキドキは、最後まで止むことはなかった。
けっこうなボリュームにもかかわらず、ほぼ一気読みのおもしろさだった。
執拗に二人に迫り来る夫の妹も良かったし、
なんと言っても中国人の女社長が最高。
最初はちょっと関わるだけの端役かと思っていたら、
その比重はどんどん増し、最後は彼女たち二人を支える保護者のように。

女社長の他にも何人かの中国人が登場し、
そのえげつなさとコミュニティの深さに驚く。
彼らを見る視点が、この作品を読むと、これまでとはちょっと変わるかも。
自分にはとうてい太刀打ちは出来ないけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年6月9日
読了日 : 2023年6月9日
本棚登録日 : 2023年6月1日

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コメント 2件

あゆみりんさんのコメント
2023/06/09

ちぃさん、こんにちは。
ありえない設定だけど、面白いですよね。
ドラマも観たのですが、中国人女社長は高畑淳子さんでした、めっちゃハマり役でした。
中国人てすごいなぁ〜、私もやる時はやる女になるぞって思いました。

ちぃさんのコメント
2023/06/09

こんにちは。
ドラマ化されてたんですね。高畑淳子さん、ぴったりですね!ナオミとカナコのキャストは、わたしは逆のイメージ。。見たら印象が変わるかな?見てみたいです。

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