以前から気になっていた漫画だったのですが、Kindleで大人買い(笑)。コミックス8冊買って持って帰るのは大変だけど、Kindleなら、楽ーらく(涙w)。
まったく予備知識なしに読み始め、最初の1、2巻では低空飛行な感じで読んでいたんですが、読み進めば読み進むほど面白さがわかってきました。
中央アジアの少し昔の物語。物語の始まりは、とある町の12歳の息子のところに、別の町から20歳の娘アミルが嫁いできたところから始まる。
この始まり方から、あぁ、この姉さん女房のアミルが主人公で、家のしきたりとか、親戚からのいじめとかに耐えて成長していく話なのかしら、と勝手に想像したら、まったく違いました(笑)。(むしろアミルさんの視点ってほとんど無い)
中央アジアの民族の生活を紹介するドキュメンタリーのような視点で、その生活の中に小さなドラマが積み重なっていく感じ。教養読物でもあり、ほんわりする人間ドラマでもあり、そのバランスにちょうどハマりこむと、凄く心地良い読物になりました。
主人公を固定せずに、何人かの登場人物の生活や旅程を通して、様々な視点から文化の一端を見ることができて楽しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2016年1月7日
- 読了日 : 2016年1月7日
- 本棚登録日 : 2016年1月7日
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