乙嫁語り 8巻 (青騎士コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年12月14日発売)
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本棚登録 : 283
感想 : 21
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以前から気になっていた漫画だったのですが、Kindleで大人買い(笑)。コミックス8冊買って持って帰るのは大変だけど、Kindleなら、楽ーらく(涙w)。

まったく予備知識なしに読み始め、最初の1、2巻では低空飛行な感じで読んでいたんですが、読み進めば読み進むほど面白さがわかってきました。

中央アジアの少し昔の物語。物語の始まりは、とある町の12歳の息子のところに、別の町から20歳の娘アミルが嫁いできたところから始まる。

この始まり方から、あぁ、この姉さん女房のアミルが主人公で、家のしきたりとか、親戚からのいじめとかに耐えて成長していく話なのかしら、と勝手に想像したら、まったく違いました(笑)。(むしろアミルさんの視点ってほとんど無い)

中央アジアの民族の生活を紹介するドキュメンタリーのような視点で、その生活の中に小さなドラマが積み重なっていく感じ。教養読物でもあり、ほんわりする人間ドラマでもあり、そのバランスにちょうどハマりこむと、凄く心地良い読物になりました。

主人公を固定せずに、何人かの登場人物の生活や旅程を通して、様々な視点から文化の一端を見ることができて楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2016年1月7日
読了日 : 2016年1月7日
本棚登録日 : 2016年1月7日

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