英雄の書 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社 (2011年5月19日発売)
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本棚登録 : 632
感想 : 91
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悲嘆の門をうっかり先に購入し、o女史がそれならとプレゼントしてくれた本。
カッパノベルスの本はほとんど読んだ覚えがなく、1ページが上下段になっているのに戸惑い、文庫版だと上下巻の2冊構成だったので、なかなかのボリュームで読みごたえがありました。
実を言うと、大人になってからファンタジーの類いはちょっと苦手になっていたので、本がしゃべりだしたときには、若干苦笑いしてしまったのだけれど、さすがの宮部さん。ちゃんと大人が楽しめる内容になってました。
少年が同級生を殺めてしまうというかなり重い事件を発端にしていたので、何がそうさせたのか?が興味を引くところとなり、先を読みたいと思わせる感じでした。
あとはユーリがどう考えても小学生とは思えないけれど、まあこれも守護の法衣とオルキャストになったからということで無理やり納得するしかなさそうかなというところでしょうか。
それでも旅のおかげで年齢以上に成長してしまっただろうとは思います。
まあとにかく、カッパノベルス版。少し重いけど、一気に読めて良かったかもです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2019年9月3日
読了日 : 2019年9月3日
本棚登録日 : 2019年9月3日

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