万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫 ま 26-314)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年8月25日発売)
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シリーズ5作目の舞台はパリ!
休暇を利用してパリ旅行を計画した莉子ですが、おせっかいな高校時代の担任が同行することになって出発前から先行き不安な展開に…。
パリではフォアグラ専門店で修業中の元同級生とも期せずして再会したけれど、彼の勤めるレストランでフォアグラを食べた客が次々と倒れる事態が発生。
徹底された食品管理のどこに異常があったのか、元同級生の窮地を救うべく、莉子が立ち上がります。

前半、いつまでも莉子を子供扱いする元担任教師にイライラしていたのですが、後半になるにつれて少しうざったいけれどいい先生なんだなぁ…と思えてきました。(ただし私の担任だったらうんざりかもな…)
今回の犯人と同じ境遇に置かれたら、自分は極端な思考に走らずにいられるだろうか…としばし考えてしまいます。
莉子のように本心を語れる人ともう少し早く出会えていたら何か違ったかもしれないな…と切ない気持ちになりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読みました。
感想投稿日 : 2019年2月4日
読了日 : 2019年1月26日
本棚登録日 : 2019年2月4日

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