「外科室」を読んで以来の泉鏡花です。
なかなか文体に馴染めず、行ったり来たりを繰り返しながら読みました。
Googleで解説を検索しつつ、なんとか読了。
難しくて頭を悩ませながらの読書で、読んでいる最中なかなか話の道筋を掴めなかったのですが、改めて目次を眺めると、それぞれの話の情景がふぅっと立ち上ってくるのが不思議です。
「高野聖」が読みたくて手に取った1冊ですが、艶やかで謎めいた女性の怖さよりも、ぼたぼたと蛭が落ちてくる森の様子が恐ろしく、しばらく鳥肌が消えてくれませんでした…。
「歌行燈」では2つの物語がだんだんと1つに向かっていく様が鮮やかでした。
能についてもっと知っていたら、より楽しめたのだろうと思うと少し悔しいです。
読書状況:読み終わった
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読みました。
- 感想投稿日 : 2014年5月6日
- 読了日 : 2014年4月28日
- 本棚登録日 : 2014年5月6日
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