映画をあまり見ないせいか、著者のことは俳優で映画監督もしていた方、というくらいしか知りません。
読み始めてすぐは、なんだか気障だ…という印象が強く、遠巻きに様子をうかがうような感じで読んでいたのですが、だんだんその気障さがかっこよくなってきました。
着るものや食べるもの、言葉の使い方やふるまい方。
著者の中には、よいものとよくないものがはっきり分かれていて、その点に一切妥協はありません。
著者の哲学や感性の鋭さを感じさせるエッセイにしびれます。
表紙や本文中の挿絵は著者の手によるものなのだそう。
独特の味がある線で描かれる、身の周りの品や人の表情の数々に、つい見入っていたのでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ。
- 感想投稿日 : 2018年10月3日
- 読了日 : 2018年9月16日
- 本棚登録日 : 2018年10月3日
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