ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年3月2日発売)
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本棚登録 : 2661
感想 : 175
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映画をあまり見ないせいか、著者のことは俳優で映画監督もしていた方、というくらいしか知りません。
読み始めてすぐは、なんだか気障だ…という印象が強く、遠巻きに様子をうかがうような感じで読んでいたのですが、だんだんその気障さがかっこよくなってきました。

着るものや食べるもの、言葉の使い方やふるまい方。
著者の中には、よいものとよくないものがはっきり分かれていて、その点に一切妥協はありません。
著者の哲学や感性の鋭さを感じさせるエッセイにしびれます。

表紙や本文中の挿絵は著者の手によるものなのだそう。
独特の味がある線で描かれる、身の周りの品や人の表情の数々に、つい見入っていたのでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ。
感想投稿日 : 2018年10月3日
読了日 : 2018年9月16日
本棚登録日 : 2018年10月3日

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