これ以上陽子を苦しめないで…と祈りつつ、上巻を読み終えてすぐ、駆け込むように読み始めた下巻。
差し伸べられた手をも信じることができなくなった陽子が、ギリギリのところで踏みとどまった場面で涙が出ました。
自分が人を信じることと、人が自分を裏切ることは何の関係もない、と。
そのことに気付き、行動に移していく陽子の姿は、強くて美しくて、とてもとても眩しかったです。
そして陽子がこの世界に連れてこられた理由が明らかになり、怒涛のクライマックスへ…!
体温上がったのではないかと思うくらいの高揚感に包まれながら読了。
楽俊、尚隆、延麒など、魅力的なキャラクターが次々登場し、まだまだ彼らの物語が続いていくと思うと、うれしさで身体が震えます。
読了後、陽子を次々と襲った過酷な出来事は、はたして天意であったのか否か…と考えてしまいました。
そのあたりもシリーズを読み進めていったらわかるのでしょうか。
読書状況:読み終わった
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読みました。
- 感想投稿日 : 2022年2月8日
- 読了日 : 2022年1月26日
- 本棚登録日 : 2022年2月8日
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