教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ 489)

著者 :
  • 中央公論新社 (2014年3月7日発売)
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本棚登録 : 1265
感想 : 113
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プログラミングをする、ということの外堀を埋めるために読んでみました。
本書にはプログラミングの言語の種類や具体的なコードについてはほとんど出てきません。
プログラミングとは、あることを実現するためには、どのような順序でどのように物事が進めばよいのか、を組み立てること。
物事を整理して効率的かつ論理的に構築するプログラマーの思考法は、私たちの仕事や生活のなかでも役立ちます。

お母さんが子供に買い物をお願いする、というシチュエーションを例にした説明がわかりやすかったです。
伝票なしで会計処理をしているやきとん屋さんの工夫にも目からウロコでした。

「コンピュータの誕生と進化」と題したコラムも面白かったです。
"パーソナル・コンピュータの父"アラン・ケイは、1972年の文献に、子供たちが野原でそれぞれの携帯端末を使ってゲームをプログラミングしている風景を描いていたそうです。
このイラストが現実になる日が刻々と近づいているのですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: たまには教養も。
感想投稿日 : 2018年11月15日
読了日 : 2018年11月3日
本棚登録日 : 2018年11月15日

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