白鳥異伝

著者 :
  • 徳間書店 (1996年7月1日発売)
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本棚登録 : 3440
感想 : 446
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ヤマトタケル伝説を下敷きにした、勾玉シリーズ第2作。

幼い頃から双子のように育った遠子と小倶那。
しかし運命は彼らを、命をねらい・ねらわれる相手へと変えてしまいます。
彼らの故郷を滅ぼした強大な力から小倶那を解き放つため、遠子は伝説の勾玉を探しに旅出ちます…

大和の時代のプレイボーイ・菅流がいい味出しています。
ともすると遠子と小倶那の背負うものの重みで苦しくなりそうなのですが、軽やかな風のような菅流のおかげで笑いと明るさが差し込むのです。
特に、菅流と彼の友人たちの会話が大好きです。
楽天的で、どんなことでも笑い飛ばせそうな陽気さは、人生における最強の武器の1つかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書読みました。
感想投稿日 : 2016年3月7日
読了日 : 2016年2月29日
本棚登録日 : 2016年3月7日

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