シェパード医師の姉・カロラインのような自由で詮索好きなオールドミスがこの作品の中心にいることを面白く読んだ。こういう一癖あり、魅力ある厄介な中年が活躍するミステリを読みたい。
メモ:P9の作者の言葉より
「この作品が「アリバイ」という題で芝居に脚色されたとき、詮索好きな、気の強い、中年のわがカロラインは、一朝にして消え失せ、魅力に富んだ、美貌の、しかしながらまるっきり個性をもたぬ若い娘さんに変えられてしまった。作者として、これほどつらいことはなかったといっていい」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月25日
- 読了日 : 2022年2月25日
- 本棚登録日 : 2022年2月25日
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