鎌倉幕府・第五代執権の北条時頼(最明寺入道)が、引退後に修行僧の姿で諸国行脚の途中大雪に見舞われ、上野の国は佐野の里に棲む落ちぶれた武士・佐野源左衛門(常世)の家に泊めてもらうことに。 囲炉裏の薪がなくなると、秘蔵の鉢植えの梅や松、さくらの木を燃やして客人をもてなすのであった。その年の春、関東の御家人にたちに鎌倉に馳せ参じるようお触れが出る。 常世は古くなった武具を纏い、老馬にまたがり 「いざ鎌倉」へ・・・。常世と再び相まみえた北条時頼は、梅、松、桜の名のついた領地を与え、大恩に報いるのだった。
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カテゴリ:
YA(ヤングアダルト)
- 感想投稿日 : 2022年11月14日
- 読了日 : 2022年11月13日
- 本棚登録日 : 2022年11月13日
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