財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像 (中公新書 2338)

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  • 中央公論新社 (2015年9月24日発売)
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55年体制の自民を序章に、非自民連立政権、橋本行革、小泉官邸、民主政権、安倍官邸など、それぞれの時代のおける政治と大蔵・財務省の関係が、ドキュメント的に描かれている。
登場者がどの視点からどのように財政や金融を動かそうとしたか、その流れの概略が掴める。財務省自体を細かく解説するものではなく、政治との関係を焦点にしてその考え方や行動原理を浮かび上がらせたもの。意図してかどうか、戦後後期の政治史としても面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・経済
感想投稿日 : 2022年7月24日
読了日 : 2022年7月24日
本棚登録日 : 2022年7月24日

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