博士の愛した数式 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年11月26日発売)
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「僕の記憶は80分しかもたない」
このインパクトのある文章が未だに印象深く残っている。

不器用で心優しい博士と家政婦母子3人の、温かいやり取りがとても良かった。
難しい数式を解くことよりも、どんなに単純な数式であっても、その正しさを分かち合えることの喜びが一番大切!
「ルート」が後に数学の教師になって、博士の数式に対する「美学」を受け継いだことが何より嬉しかった。

深っちゃんと寺尾聰さんの映画もとても良かったと記憶している。
映画もまた観てみたくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小川洋子
感想投稿日 : 2017年8月20日
読了日 : 2016年6月4日
本棚登録日 : 2016年11月27日

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