登場人物が少ないながらも、人物の内情を深くまで観察しているトレヴァー。
静かで冷酷な世界をやさしいまなざしで見つめる作家を感じる。
特に「聖母の贈り物」は、運命を苦しみながら受け入れて進んでいく男の姿がありありと浮かんで心が震えた。
会話文が少なくて、情景文で語るのが、トレヴァーの好きなところ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年3月21日
- 読了日 : 2019年3月21日
- 本棚登録日 : 2018年12月25日
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