理論的は考えられても、現実にはありえない。「おそらく君たちは負ける。僕も勝てないだろう。」解説文と引用の文句にひかれ、読んでみました。ガリレオ長編は3作目。
偶然が重ならないと、うまくいかないような手段に対して、犯人の執念で成し遂げる。文中でも不可能という説明が出てくるが、それがありえそうな人物の描き方なのがよい。
草薙の心情も描かれるが、ちょっと微妙な感情の揺れなのが、それらしい反面、ちょっとわかりにくいのもあった。
話的には、ジワジワとくる感じがよかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ガリレオシリーズ
- 感想投稿日 : 2019年5月17日
- 読了日 : 2019年5月12日
- 本棚登録日 : 2019年4月27日
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