- ブラック・ショーマンと覚醒する女たち
- 東野圭吾
- 光文社 / 2024年1月24日発売
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色々とワケありな女性たちの短編で、どれも面白い。
殺人事件などは起きないのに、謎解きが進む過程がドキドキワクワク。
親子の話が2つほどあったけど、それがどちらもウルッ……と来てしまった。
決してハッピーエンドというわけではない結末もあるけど、それでも余韻は良いものばかりでした。
2024年5月15日
- ヤマケイ文庫 山の不可思議事件簿
- 上村信太郎
- 山と渓谷社 / 2020年11月14日発売
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タイトル通り、山にまつわる不思議な話や悲惨な遭難話など、どれも1~2ページ程度でサクッと読めるので良い。
最近いった谷川岳が世界一死者を出している山だと、これを読んで初めて知った。
この本には良いエピソードはあまり書かれていないけど、それでも山に魅了されて登りたくなる気持ちは十分わかる。
2024年5月1日
- みんなこわい話が大すき
- 尾八原ジュージ
- KADOKAWA / 2023年12月22日発売
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表紙がピンクで可愛いから油断しちゃうけど、それなりにホラー。
苛められるのもイヤだけど、愛されすぎるのもイヤだな……。愛憎って表裏一体なのね。
そもそも、ひかりの父親がクズなので奴には同情の余地ナシ。ひかりは周りが変わっていっても、それを最後までちゃんとおかしいと思える子で良かった。
主人公たちのキャラが良いし、シリーズ化できそう。
2024年4月20日
しばらく読んだ時は、着信アリみたいな感じかなと思ったけど、主人公かと思われた人がどんどんいなくなる。
なので続きも気になるし文章読みやすいしで、アッという間に読み終えました。
ちゃんと全てが繋がっているので、あの書き込みしてたのこの人だったのか、とかちょっと前のページまで戻って確認したくなるのも面白かったです。
ラストを見て、この後どうなるんかな……と。
2024年4月13日
「方舟」がとっても面白かったので、こちらも期待して読みました。
方舟ほどの衝撃はなかったですが、やはり面白い。
少々こまかく複雑に思えることも、わかりやすく書かれていて私のようなアホでもちゃんと理解できる。
謎解きをして終わりではないんだろう、と思っていたので、真相よりも、犯人に従わざるをえない状況での緊張感を味わっている方が楽しかった。
で、最後の数行を見て、え?あなた……もしや!?ってなって、そこが一番驚いたかも。
2024年3月30日
- 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
- 我孫子武丸
- 講談社 / 2017年10月13日発売
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タイトルは有名なので知っていましたが、どんでん返しとか叙述トリックとか、そういうのがあるというのは知らずに読みました。
おかげさまで、ちゃんと騙されました。
何ページかで描かれた凄惨な殺人描写よりも、犯人が最後に行った、ほんの数行で描かれた犯行の方がよっぽど身の毛がよだちました。
だってアレだし……
2024年3月20日
大正時代の大阪が舞台ということで、登場人物たちの言葉に品があって美しいなぁと思いました。
実際に聞いたら、耳に心地良いだろうなぁ。
ホラーというより怪談といった方がしっくりくる怪異で、全ての登場人物のキャラクターがたっていました。
特にエリマキはダークヒーロー的な感じがとてもかっこよく、みんな大好きに違いない。
見せ場もたくさんあるし、ラストも良い。
これがデビュー作とのことで、次作も期待してお待ちしております。
2024年2月15日
QRコードを読み取ってヒントをもらう、斬新な試みが面白かった。
1話目は聞いてそのままでわかりやすかったけど、聴いてみてそこから自分で推理しなければいけないやつは、私の頭では心許ないのでさっさと皆様の解釈を拝見いたしました。
なるほどぉ~~
でも「セミ」で、最後になんでセミがかしこまったサイズの合わない服を着ていたのかが分からなかった。
2024年2月7日
- 変な家2 〜11の間取り図〜
- 雨穴
- 飛鳥新社 / 2023年12月15日発売
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期待通り面白かった。
家の間取りからここまでミステリーが広がるなんて、雨穴さんはすごいですね~
あ、これはあの話に繋がってるな、とか思いながら読むのですが、最後にパズルのピースのようにハマっていくと、はあ~~……と感心しました。
でもそれさえ二転三転して、最後の最後まで楽しませてもらいました。
いやでも、あの人……可哀想。
気が早いですが、第3弾お待ちしております。
2024年1月31日
- ジャンル特化型 ホラーの扉: 八つの恐怖の物語 (14歳の世渡り術)
- 澤村伊智
- 河出書房新社 / 2023年10月26日発売
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澤村伊智さんと雨穴さんが目当てで読みました。
特に雨穴さんの「告発者」が好みでした。
自分は、読んでる間はホラーのジャンルなど意識していないので、このようなジャンル分けはあまり意味がないのですが、初めてホラーを読んでみようという方には良いですね。
2024年1月24日
タイトルからしてホラーなのかな、と思って読んだら違った。ホラー要素も少しあるけど、謎解きミステリーかな?
殺害された女性の身元を探るうちに、背後に色んなことが絡んでいること判明。それまでの課程が細~い糸を地味に辿っていく作業で、それが繋がった時の面白さがとても良かったです。
そして女性の身元がわかると、なんともやり切れない気持ちになります。
ちなみにプロローグで電車の運転士が見た、幽霊らしき小太りの中年男性はなんだったんかな?
2024年1月20日
- あなたが誰かを殺した
- 東野圭吾
- 講談社 / 2023年9月21日発売
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東野圭吾さんの作品だと、個人的には加賀シリーズとガリレオシリーズがやっぱり面白い。
相変わらず読みやすく、先も気になってアッという間に読み終わった。
犯人は最後までわからなかったし、存分に楽しませてもらいました。人間て怖いわぁ~
脳内では阿部寛さんに変換されているので、二人で新幹線に乗って、二人でホテルのバーでお酒飲んで……う、うらやましーー!!って思いました。
2023年12月20日
これでもかと怪奇現象が起こりまくり、人が死にまくるホラー本気盛りの一皿。
それぞれのエピソードもなかなか濃く、最初から最後まで楽しめました。
ラストの急ぎ足感というか、このあとどうすんの、な感じはこの際置いといて面白かったです。
2023年12月6日
あらすじを読んだだけで面白そうだな、と思って楽しみに読みましたが、やはり面白かったです。
犯人はあの人かな~……と漠然と思っていたのは当たったけど、動機とか謎解きはまったくわからず、探偵役が推理していくのを、ほおぉ~と感心しながら読んでいただけ。
それなのに犯人の方が一枚も二枚も上手だったなんて、すごいドンデン返し。
なんとなく映画「SAW」を思い出したし、これもいずれ映画化されるんだろうな。
2023年11月7日
読みごたえがあって面白かった。
子供3人組が頭が良すぎて、推理に関しては大人の設定でも違和感がないくらい。
続きがありそうな感じなので、これもシリーズ化するのかな?
2023年10月25日
- シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫 C ま 1-1)
- 増田俊也
- 宝島社 / 2009年6月5日発売
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長い前フリなどもなく、最初から事件が起こるのでストレスがなくていい。
難しいウンチクもさほどなく、とても読みやすかった。先が気になってアッという間に読み終わったけれど、ちょっと都合が良すぎるかな……と思う箇所もチラホラ。
アッサリとやられる人と、まだ生きてるんかい!という人との落差が不自然すぎるような気がするけど、小説なんだからそれもアリか。
我ながら鬼かと思うが、全員やられるバッドエンドを期待してしまった。
2023年8月29日
1話目は、捨てても戻ってくる人形というホラーだったのに、2話目、3話目になるとその種明かし的な展開になる。
不気味なあいつが絡んでるんだろうな、っていうのはみんなわかると思うんですが、もっと不気味なのいたー!……と最後になった。
最後まで読み終えたら、最初の本物の心霊現象がカワゆく思えた。
2023年8月26日
- ロスト・ケア (光文社文庫 は 36-1)
- 葉真中顕
- 光文社 / 2015年2月10日発売
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他人事ではない話。
やはり、経済的に余裕のある人とない人では介護において相容れることはなさそうだな、と思った。
犯人あて要素もあり、私は見事にダマされました。
映画も観てみたいな。
2023年7月18日
謎の感染症で人々がゾンビ化して、噛まれた人もゾンビ化して………
とザックリ言うと王道モノですが、そういうのが読みたかったこともあって面白かったです。
海を泳いでやってくる感染者や、レストランでの惨劇などに、おぉぉ……となり、後半の豪華客船でのあれやこれやも、おぉぉ……と。
来栖は文句なくカッコイイが、主人公の由羽がどうも好きになれず。
男好きだとか、変な正義感に溢れてるとかは寧ろ好きなんだけど、何となく言動が鼻につくと言いますか……。
続編も読んでみます。
2023年2月22日