・人が自分を知ってくれないことを気にかけないで、人を知らないことを気にかけることだ。
・知ったことは知ったこととし、知らないことは知らないこととする。それが知るということだ。
・すぐれた人を見れば同じようになろうと思い、つまらない人を見たときにはわれとわが心に反省することだ。
・孟之反は功を誇らない。敗走してしんがりをつとめたが、いよいよ(自国の)城門にはいろうとしたとき、その馬をむちでたたいて「後手をつとめようとしたわけではない。馬が走らなかったのだ。」といった
・知っているというのは好むのには及ばない。好むというのは楽しむのには及ばない。
・人が道に外れているとてそれをひどく嫌いすぎると、乱暴する。
・4つのことを絶つ。勝手な心を持たず、無理押しをせず、執着をせず、我を張らない。
・仕事を先にして利益は後回しにするのが、徳を高めること。自分の悪い点を責めて他人の悪い点を責めないのが、邪悪を除くこと。一時の怒りにわが身を忘れた上、近親まで巻き添えにするのは、迷い。
・君子は人と調和するが雷同はしない。小人は雷同するが調和はしない。
・真っ直ぐな正しさで怨みにむくい、恩徳によって恩徳にお返しする。
・君子は生涯を終わってから、名前のとなえられないことを悩みとする。
・正直な人、誠心の人、物知りを友だちにするのは有益だ。体裁ぶったの、うわべだけのへつらいもの、口だけ達者のを友だちにするのは害だ。
・礼儀と雅楽を折り目正しく行う、人の美点を口にする、すぐれた友だちの多いのを楽しむのは有益だ。わがまま勝手、怠け遊ぶこと、酒盛りを楽しむのは害だ。
・大きい徳(孝や悌など)については、きまりを踏み越えないように。小さい徳(日常の容貌や振る舞い)については、出入があっても宜しい。
- 感想投稿日 : 2010年8月17日
- 読了日 : 2010年8月17日
- 本棚登録日 : 2010年8月16日
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