不道徳教育講座 (角川文庫)

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  • 角川書店 (1967年11月17日発売)
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感想 : 468
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なにこれ!間違えてコメントに感想書いてしまった、戻しかた分かんない……

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感想投稿日 : 2020年8月24日
読了日 : 2020年8月4日
本棚登録日 : 2020年8月4日

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コメント 1件

千利休(再)さんのコメント
2020/08/24

何だか読むと力をもらえるような気がして、毎朝会社に1時間ぐらい早く行ってちょこちょこ読み進めてきた。(ほやほや新社会人なので、これを読んで「会社」というものに立ち向かおうとしたのかもしれない)

つい、高校生のときにこれ読んでたらどうなってたんだろ…と想像してしまう(無益な考えですが、好きな作品に出逢った時つい想像しちゃう…)国語の先生が、『教師を内心ばかにすべし』の章を抜粋して生徒に配っていたら好きになっちゃいそう。

どの章も好きだけど、日常の中で『美人の妹を利用すべし』『人の失敗を笑うべし』『死後に悪口を言うべし』『たくさんの悪徳を持て』をよく思い出すなぁ。思い出すというか、それについて考えると言うか…

特に『死後に悪口を言うべし』は、不謹慎不謹慎と叫ばれる世の中において、つい考えてしまいますね。そういえば小さい時、テレビで有名な方が亡くなったという報道を観て、なぜ芸能人だけこんなに惜しまれるのだろう…?他にも毎日人は亡くなっているのに、それなら亡くなった人の名前を毎日報道しないと不公平でないのか?と母に質問してたのを思い出した……こわ…。まぁ小さい頃は好きな芸能人とかもいなかったから分かんなかっただろうなぁ。

あと、一文一文にユーモアや皮肉が練り込まれていて、軽く読み流すことは出来ないなと当たり前だけど感じました。(時折意味が分かるまで読み返すことがあった)今はTwitterや短いニュースが主流になってきて、いかに短く簡潔に印象強くまとめるか、が重視されるというか目につきやすくなってしまうけど、一見突飛なこと言ってるようなものをじっくり読み込む・文章美を味わう時間も大切にしたいものですなぁ(と自戒を込めて言い聞かす…(´・ω・`))

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