図書館戦争 スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 佐藤信介 
出演 : 岡田准一  榮倉奈々  田中圭  福士蒼汰  栗山千明 
  • 角川書店
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国家によるメディアの検閲が正当化され、そんな検閲に対抗すべく、図書館側が自衛組織・図書隊を設置している時代。
郁(榮倉奈々)はかつてある図書館隊隊員にピンチを救われたことが忘れられず、その人に会おうと、図書隊に入隊。
だが、憧れていた存在・堂上(岡田准一)は怖い鬼教官だった。郁は堂上との厳しい訓練を経て一人前に育っていく。
以前、検閲と図書隊が大きく衝突した事件に日野図書館襲撃事件(日野の悪夢)があった。
メディア浄化委員会に同調した過激組織が有害図書の撲滅を図り図書館を襲撃したものでその時、関東図書基地の司令仁科は足を失う。
そんな中、仁科と同志であった私立図書館の館長がなくなる。
彼の遺言で告別式をもって彼の小田原図書館の持つ蔵書は関東図書隊に寄贈されることになる。
その中にはメディア良化法の法案を決める前後の裏側の書物もあり、良化特務委員はこれを狙っている。
このことで2つの組織の衝突は免れることはなかった。
そんな中笠原は小田原の図書ではなく告別式に参列する仁科のSPを命じられる。  
有川浩の同名小説を映画化。
表現の自由を奪おうとする良化隊と表現及び思想の自由を守る図書隊の戦いを、堂上と笠原の不器用なラブストーリーや図書隊の訓練と日常を学園ドラマ風に描くパートを交えながら、ド迫力のアクションシーン満載で描いています。
ツンデレな堂上を、ジークンドーマスターである岡田准一が自分への憧れを持っている笠原に上手く優しさを伝えられない不器用な性格と、アクションシーンでは総合格闘技を取り入れた格闘シーンをスタントなしで演じきっているし、最初のヒロインにタックルして腕ひしぎをキメる動きの速さ、ラストの格闘シーンで銃を奪いながらの敵を倒す動きが、レジェンドオブフィストでドニー・イェンがやっていた動きに似ていて、さすがは、ジークンドーマスターである岡田准一ならではで、見応えありました。
昨今のマスコミに対して国の表現規制が強まっている現状に対する異議申し立てをする硬派なメッセージ性もあり、ぜひたくさんの人に見て欲しい映画です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年1月8日
読了日 : 2023年1月8日
本棚登録日 : 2023年1月8日

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