日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

  • 幻冬舎 (2021年8月25日発売)
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人気コミックエッセイ『日本人が知らない日本語』の著者である蛇蔵さん・海野凪子さんコンビによる日本文学コミックエッセイ

あとがきに、日本語学校で教えている凪子さんが授業の中でも日本文学について話すことがある、ただし受験に出るわけではないから私(凪子さん)が面白いと思ったところを紹介するということを聞いた蛇蔵さんが互いに古典文学の面白いと思ったところを話し合ってできたのがこの本だと書いています。

そのため、古典文学について網羅しているわけではなく、お二人が面白いと感じたところをつまみ食い的に紹介されています。
授業の中では暗記事項と紹介されがちな古典文学ですが、この本を読んでいると、当時生きていた人たちの考えや思いが生き生きとして伝わってきて、親しみが湧いてきます。

二人の着眼点でネタが見つけられているので『日本人が知らない日本語』シリーズが楽しめた方なら、きっとこの本も楽しめるのではないでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月21日
読了日 : 2022年2月21日
本棚登録日 : 2022年2月6日

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