遠藤周作氏の「沈黙」や「海と毒薬」、「深い河」等をこれまで読んだが、そこで出てくるテーマの前兆が、この本にも見え隠れしている。
肉欲(サディズム含め)、日本人の良心・罪意識のなさ、異文化で根付かぬキリスト教、そしてだれかにとってのユダ、、、
裏切りの心理描写が絶妙。
うーん。遠藤氏は良心の呵責を(少なくともはっきりとは)感じない日本人をよく描いているけれど、自分は全体的にそこまで無感覚ではないと思うなあ、、、
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書/Japanese
- 感想投稿日 : 2020年2月3日
- 読了日 : 2020年2月3日
- 本棚登録日 : 2020年2月3日
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