白い人・黄色い人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1960年3月17日発売)
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本棚登録 : 1875
感想 : 145
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遠藤周作氏の「沈黙」や「海と毒薬」、「深い河」等をこれまで読んだが、そこで出てくるテーマの前兆が、この本にも見え隠れしている。

肉欲(サディズム含め)、日本人の良心・罪意識のなさ、異文化で根付かぬキリスト教、そしてだれかにとってのユダ、、、
裏切りの心理描写が絶妙。

うーん。遠藤氏は良心の呵責を(少なくともはっきりとは)感じない日本人をよく描いているけれど、自分は全体的にそこまで無感覚ではないと思うなあ、、、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書/Japanese
感想投稿日 : 2020年2月3日
読了日 : 2020年2月3日
本棚登録日 : 2020年2月3日

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