悪魔と詐欺師〈薬屋探偵妖綺談〉 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年6月15日発売)
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本棚登録 : 788
感想 : 74
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妖怪相談所らしき仕事してるところを初めて見たかもしれません。(笑)
あ、リベザルが原型に戻らなかったのも初めてかも。代わりに座木が戻ってましたが。
リベザルも座木も原型に戻ったり、多少なりとも説明がされているのに、秋だけはさっぱりなんですね。これも『ひとつぐらい謎があったほうが……』という奴なのでしょうか。
それはさておき。リベザルがんばってますねー。かわいいなあ。
秋や座木に対する態度を見ているとなつっこそうな感じがするのに、人見知りとは意外な設定だったりするんですが。いや、慣れてないだけなのか。
意外といえば、高遠さんの過去も意外ですね。あの飄々とした態度の裏に、そんな繊細な神経があるなんて。
葉山さんの株は急上昇。周りにひとりぐらい置いときたいかも。
さて事件の方は、残念ながら謎解き、ではないですね。いまいち終わりはすっきりしないんですがー…結局依頼主って誰だったんだろう、とか。…本人なのかな?
でも『妖怪の関わる事件を表面上解決する』というのがどういうことかは、よく分かりました。なるほど詐欺師だ。
再登場した総和さん、これからも出てくるんでしょうか。レギュラー化希望。(といっても、本編はもう13作まで進んでますが)
女性の少ない作品の中で、せめてもの華になってください。(笑)いえ、好きですよ、ほんとに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他(日本)
感想投稿日 : 2010年5月15日
読了日 : 2006年10月1日
本棚登録日 : 2010年5月16日

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