女史刑務所に勤務する若き女医。赴任から始まる。故郷近くだが、初めて足を踏み入れる場所。刃傷沙汰、自殺騒動、慰労の日の涙、妊婦の受刑者。様々なテーマで迫る。だが、主人公の医師にはなぜか思い入れできない。共感できないというより、リアリティを感じない。医者の立場にしては行動が稚拙過ぎやしないか。6年間の学業を修めているはず。思考の深さや内面の厚みがもっとあっていいだろう。取材と調査の浅さ故か、著者の限界なのか。設定はよいのだが残念な気がする。まだ一巻、しかし二巻に進む気は今のところ起きない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック・絵本
- 感想投稿日 : 2023年9月25日
- 読了日 : 2023年9月24日
- 本棚登録日 : 2023年9月24日
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