太陽の塔 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年6月1日発売)
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本棚登録 : 19955
感想 : 2147
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まとまった時間がなくって、一冊読むのにすごく時間がかかってしまいました。
以前読んだ「夜は短し、歩けよ乙女」が面白かったので、作者である森見登美彦氏のデビュー作であり、日本ファンタジーノベル大賞受賞作である「太陽の塔」を買ってきました。
森見登美彦氏は1979年奈良県で生まれ、京都大学農学部大学院修士課程を修了しています。
実はこの本の主人公も京都大学農学部の学生です。
文章の表現は「夜は短し、歩けよ乙女」と同じで、少し?かなり?くどい表現になっています。

「夜は短し、歩けよ乙女」は男女ともに読んで面白い作品でしたが、今回の「太陽の塔」は女性が読んでも面白くないかもしれません。
いわゆるさえない大学生の男性の妄想みたいなものの中に、最後の方でシャイで純粋で不器用な男心が描かれています。
面白かったですが、文章がとても個性的で、好みが分かれるところです。
私も挫折しそうでしたが、何とか読みきれて、最後は読んでよかったと思いました。
時間がある方はどうぞ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メルヘン
感想投稿日 : 2011年10月3日
読了日 : 2011年10月3日
本棚登録日 : 2011年10月3日

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