四聖編決着から西岐の体制を整える展開へ。巻のタイトルにもある「殷の太師」とある通り、聞仲というキャラクターの本質がここに来て一気に描かれる印象。四聖から慕われるわけは何なのか、飛虎との関係性があっても殷を最重要視するのは何故なのか、単なる敵としてではなく信念をもった男として描かれる聞仲は、なるほどここで一気にライバル的な立ち位置として飛躍する印象だ。
合間にはさまる料理回、象レース回とやたらとコメディ的な展開が続くのだが、そのコメディ要素の中で実は周にとって大事なことを描き出していくスタイルが本当に好み。
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- 感想投稿日 : 2018年8月5日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年8月5日
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