東京島 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年4月24日発売)
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本棚登録 : 7104
感想 : 971
3

桐野夏生は初めて読みましたが、なんだろう、やっぱり女性作家さんだけあって、女の利己的でドロドロした所を見せ付けられて心が抉られるようです。

読んでいて辛くなるのは、私にもそういった嫌な面があるのだと強調されるようで…今の気持ちのせいなのでしょうか…、あんまり心地よくありません。
そうまで感じさせる表現というのは凄いですよね。

誰に感情移入して読むかにもよるのかもしれませんが、私は誰にもできませんでした。
唯一の女性の清子も40オーバーで考え方が余り理解を超えているというか…でも無人島生活は強いものにすがったり、狡猾でしたたかであらねば生き抜けないのでしょうね…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年1月2日
読了日 : 2011年12月31日
本棚登録日 : 2012年1月2日

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