桐野夏生は初めて読みましたが、なんだろう、やっぱり女性作家さんだけあって、女の利己的でドロドロした所を見せ付けられて心が抉られるようです。
読んでいて辛くなるのは、私にもそういった嫌な面があるのだと強調されるようで…今の気持ちのせいなのでしょうか…、あんまり心地よくありません。
そうまで感じさせる表現というのは凄いですよね。
誰に感情移入して読むかにもよるのかもしれませんが、私は誰にもできませんでした。
唯一の女性の清子も40オーバーで考え方が余り理解を超えているというか…でも無人島生活は強いものにすがったり、狡猾でしたたかであらねば生き抜けないのでしょうね…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年1月2日
- 読了日 : 2011年12月31日
- 本棚登録日 : 2012年1月2日
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