ホラ吹きマルコとゆかいな仲間たち。笑
退屈に蝕まれる牢の囚人たち。そこに新たにやってきた囚人は、世界の果てを旅したというマルコポーロ。彼は、自分の冒険譚を、他の囚人たちに語る(騙る?)のだが、その話には必ず一つ謎が残されていた。
囚人たちはその謎を解き明かそうと躍起になり、そうして退屈という牢獄をその時ばかりは抜け出すことができた・・・。
短篇集ですが、◯分間ミステリーみたいな感じ。全編牢屋の日常⇨マルコの語り⇨クイズ⇨牢屋で話し合い⇨マルコの解答⇨オチという流れ。だもんで、気が急くと「牢屋で話し合い」をすっ飛ばしたくなります(笑)
楽しくどんどん読み進められますが、小説を読んでいるというよりは、クイズ本を読んでいる気分でした。マルコ含め、囚人たちのキャラがいいですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
柳広司
- 感想投稿日 : 2012年6月17日
- 読了日 : 2012年6月17日
- 本棚登録日 : 2012年6月13日
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