最終巻。ヴィクトリア朝のイギリスの貴族社会を舞台にした漫画。作者がこの時代やメイドさんが大好きなのがよーくわかる。メイド好きといっても、単なるメイド萌えとは一味も二味も違う。背景や小道具の描き込みがすごい!英国万博の様子を描いた巻もあったのだが、どれだけ資料をあたったのだろうという細かい描写。でも、背景小道具だけでなく、脇役まできっちりキャラが立ってて、それぞれかわいらしいとこがあったり、ちょっと意地悪だったり、よく描かれてる。特に子供がかっわいい!私が英文科卒で、イギリス文学好きなのもあって、何度も読んで、眺めたい本。まー、メイドがご主人様と結婚して幸せになれんのかなあ?と考えると夢物語な部分は多々あるんだけど、ファンタジーとして読めばいいかなっと。個人的には本編もおもしろいけど、9巻10巻の番外編に作者の好みが色濃く反映されていて面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2008年6月12日
- 読了日 : 2008年6月12日
- 本棚登録日 : 2008年6月12日
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