芸大で役者を目指す二見遭一は天才監督・最原最早の撮る自主映画『月の海』に出演することになる。その脚本を書いたのは最原の亡くした恋人・定本由来。
二見は『月の海』の画コンテを手にして、意識を無くして50時間ぶっ続けで読むことになり天才と呼ばれる最原の異常な才能に気がつくことになる。そして映画は完成し、二見は『月の海』に隠された真実を知ることになる。
出版レーベルから察することもできるが、キャラクター造詣や各所の会話にはライトノベルの雰囲気があるので苦手な人はそれだけで受け付けないのかもしれない。
しかしその中には創作物への作者の実験的とも思える考察が含まれている。創作物が好きな人ほど同時にそれへの恐れも抱いたことがあるのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2019年
- 感想投稿日 : 2019年7月11日
- 読了日 : 2019年5月1日
- 本棚登録日 : 2019年7月11日
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