まるでドラクエのよう。記憶を取り戻すための旅。息子に会いに行く旅。
不思議な世界観で、淡々と進んでいく。主人公が老夫婦であるからだろうか。
過去の記憶とどう向き合い対処するのか、と考えさせられる。人が生きていく上では自分に都合の良い記憶が残れば幸せに生きていけそう。しかし、国家にとっては歴史は消せない。都合が悪いことも良いことも。だから為政者は評価や修正を試みる。そこで新たな対立が生まれる。
個人レベルと国家(集団)レベルでは、向き合い方が変わるのだ。
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- 感想投稿日 : 2020年11月23日
- 読了日 : 2020年10月23日
- 本棚登録日 : 2020年10月23日
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