哲学ファンタジー

  • 丸善出版 (1995年4月1日発売)
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感想 : 8

論理パズルを思わせる軽い断片から,現実・認識・存在・善・他我論等の主題系を取り上げた哲学的な問いまで。それらが「対話」(ソクラテス!)や「ファンタジック」で奔放な思考実験という形で記されており、読ませる。十全な理解は果たせてはいないものの、大文字の「哲学」の面白さを改めて再確認できる好著。著者は、論理学者にして哲学者。老荘思想にも精通し、趣味はピアノとマジック。関係ないが、その風貌はガストン・バシュラールばりにできすぎている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 1類 哲学
感想投稿日 : 2007年12月2日
読了日 : 2008年10月22日
本棚登録日 : 2007年12月2日

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