タイトルから論文のノウハウを指南してくれるかと思いきや、「が」の乱用や抽象・具体の行き来、東西の文化論まで視野に入れた本格的な文章論だった。
著者も後書きで述べているようにここでいう「論文」の意味は結構広い意味であり、人によってはミスリードにつながるタイトルだと思った。
今からすると大分昔の本なので、テレビ・ラジオの登場により文章の地位が脅かされているといったことなども取り上げられている。その当時(今も)切実だったのだろう。
そういう時代感を把握する上でも価値のある本だと思う。
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- 感想投稿日 : 2021年1月5日
- 読了日 : 2021年1月5日
- 本棚登録日 : 2021年1月5日
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