月と蟹 (文春文庫 み 38-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年7月10日発売)
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感想 : 300
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2022.03 図書館借本
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簡単には言い表せない物語な気がする。小学生の純粋さが凄い。春也は何で手紙を入れてたんだろう、慎一のことが羨ましかったからなのか、いまいち春也という人物が掴めない。鳴海は大人になりたがってる女の子という感じがする。慎一はいちばん小学生っぽいけど、クライマックスが凄かった。
物語的にはつらつらと日常を書かれてるのかと思いきやクライマックスの疾走感が衝撃だった。実はおじいちゃんがキーマンなようでキーマンではない気がした。でもタイトルはどちらもおじいちゃんの言葉がキーになってる。慎一の思想はおじいちゃんの言葉が大きいということかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月4日
読了日 : 2022年3月11日
本棚登録日 : 2022年11月4日

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