都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌―

著者 :
  • 世界思想社 (2011年3月1日発売)
3.97
  • (10)
  • (15)
  • (4)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 375
感想 : 16
4

成程、中に入っての知見とはという感じで非常に面白かった。見えてくるのは都市部の路上にいる物売りに対するこちらのステレオタイプな見方以上に内部は多層であるのと同様、ステレオタイプな見方を衣装化してる現実。著者が書いている通り観測による変質があるし再現性の面で限界があるけれど、時事面の点も含めて興味深い。
個人的な感想。各人のエピソード読むと何故か巷説百物語思い出した。
ところでアフリカだとウサギが狡知の象徴なのに、ビックリ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月16日
読了日 : 2022年4月16日
本棚登録日 : 2022年4月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする