★2011年度30冊目読了『Op.ローズダスト(下)』福井晴敏著 評価A
いよいよ本書も最終巻。東京湾副都心に徹底的なテロを仕掛けて、平和ぼけした日本国民を目覚めさせようというテロ集団ローズダストは、計画通りに副都心を次々と破壊していく。並河警部補と丹原三曹は、当局からの追求を逃れながら、何とか”R"のテロを食い止めようとするが、、、、、
最後までスピード感が衰えず、ストーリーの進行も予想外。息をつかせない展開で最後まで突き進む。
随所に述べられる日本政府、日本国民への厳しい批判、見解は、非常に切っ先鋭く、物語のせりふというより、現実問題への考察として、参考になる部分が多く、考えさせられる。
うーん、福井晴敏は面白い。この作品の映画化の計画はないのだろうか?映画になったら、ぜひ見てみたいと思う。
さあ次は、買いおいた亡国のイージスに取り掛かろうか?!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本現代小説
- 感想投稿日 : 2011年7月7日
- 読了日 : 2011年7月6日
- 本棚登録日 : 2011年7月6日
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