大学時代を思い出しながら読ませて頂いた。実在する神社や飲食店での描写がリアルすぎて、引き込まれていく。
森見さんの小説同様、万城目さんの作品にも、知的で痴的な若者たち、異次元のキャラクターが登場する。
前半は読みながら笑いを堪える一方で、後半になると胸に熱いものが湧き上がってくる。痴話喧嘩や個人的な恨みが原因で、大トラブルに発展するもの。馬鹿でしょうもないけれど、後になって振り返ると、人として成長できた青春時代の経験。自分のカッコ悪い大学時代の出来事を振り返りながら、しんみり思い出に浸ることができた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月3日
- 読了日 : 2024年4月2日
- 本棚登録日 : 2024年4月2日
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