アドラー心理学について、青年と哲学者の対話形式で解説が進む。青年は自分に自信が無いけれども、哲学者へ自分の反対意見をぶつけ、論破したくて噛みついてしまうところは、自分にそっくりであり、思わずニヤけてしまった。もちろん、哲学者との対話を重ねながら、青年は「無知の知」に気づき、自ら変わっていく。
哲学者の話を理解できず、葛藤する青年の心の描写がところどころに挿入されている。これが、読み手の理解度確認(おさらい)の役割になっており、この本をとても読みやすくしている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月6日
- 読了日 : 2021年10月6日
- 本棚登録日 : 2021年9月26日
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