λに歯がない (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2006年9月6日発売)
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密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には…歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路―すべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾。
「BOOK」データベース より

”正常な奴の方が、ずっと恐ろしく、悲惨で、そして、冷たい。”(P.268)
同感.
正常と異常の境界、それは自らのうちにある.
ただ、何を”異常”とするかは、人による.
人はそれぞれ異なったものさしをもつ.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書籍
感想投稿日 : 2012年9月18日
読了日 : 2012年9月18日
本棚登録日 : 2012年6月12日

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