国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA操作システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。
Amazon より
国民のDNA情報が管理される時代が来るのかもしれない、もう来ているのかもしれない.そんなことを思わせる内容.いつの時代も権力者はその権力を守ることに固執する.
科学技術は諸刃の剣、ということを改めて考えさせられる.DNA鑑定も犯罪者の特定に多いに役立つ技術だが、一方で、権力の乱用にもつながる.
読書状況:読み終わった
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書籍
- 感想投稿日 : 2013年8月14日
- 読了日 : 2013年8月14日
- 本棚登録日 : 2013年1月18日
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