図書館で借りた本。荒木村重の籠城中に起きた事件を土牢に監禁している黒田官兵衛に相談しながら、謎を解明する話になっている。荒木村重は決して愚鈍ではないのだが、黒田官兵衛が頭脳明晰すぎて敵わない相手だ。信長の時代でもあるし、松寿丸の件は有名でラストの結末は知っている人が多いのでは?

2021年8月29日

読書状況 読み終わった [2021年8月29日]

作者の佐藤究さん、福岡県出身との事もあり購入した。
メキシコの麻薬戦争、組織や売人、政府や官僚の汚職。そういう国で一般ピープルが生きる術は逃げるしかない。本の半ばまでは、ハードボイルド色が強いし外国の話が主だったせいか読むのが滞りがちだったが、舞台が日本になってからはスムーズに読み進めた。コカイン絡みや半グレ達と共にファミリーに加った2メート超えの長身のコシモは犯罪に加担していく。それはアステカの偉大な神、テスカトリポカへの信仰を洗脳されたせいでもある。麻薬ビジネスから子どもの臓器売買ビジネスと鬱展開が満載だが、最後は夜と風は目に見えないでカッコよい終わり方。マヤ・インカ文明に興味あるから文明や神の話も読み応えあり。

2021年9月26日

読書状況 読み終わった [2021年9月26日]

図書館で借りた本。薄い文庫なので速攻で読了。コロナ騒動、オリンピックから政治家の事、テレビ界隈、芸人の不祥事の対応、志村けんや渡哲也の思い出話など。トランプを政治家として無能と思っているようだ。ただバイデンには精気を感じられないなど、世界経済の話も少しは触れていた。

2021年4月4日

読書状況 読み終わった [2021年4月4日]

図書館で借りた本。呆れるくらい〇〇ハラスメントと言う言葉の数々に驚いた。68個も掲載されている。ビックリしたのは、ラーメンなど麺類をズズっと音を出してすすりながら食べるのもヌードルハラスメントと言うらしい。知らんがな。

2021年4月4日

読書状況 読み終わった [2021年4月4日]

図書館で借りた本。東日本大震災で安否不明の家族に対し死亡届を出せない人もいる。そこを狙った戸籍や住民票の売り屋、名前を変えて人生をやり直したい人たちは、売り屋から新しい名前を手に入れる。そんな人達が犯罪に巻き込まれたら…と言う話。名前を変えたい人は前科者や凶悪犯罪者の身内だったり、借金、誰にも知られず新しい土地で暮らすのもストレスマックスだ。

2021年9月5日

読書状況 読み終わった [2021年9月5日]

図書館で借りた本。5年くらい前にテレビで「自閉症の僕が飛びはねる理由」の著者の東田さんのドキュメンタリーを見たのを思い出したのと新書コーナーにあったので読んでみた。東田さんは現在28歳になって作家を続けている。対人関係や生き方、SNSや今の世の中についてどう思いながら過ごしているかを簡潔に40項目ほど自論を書いている。27番目のひきこもりについての箇所は、少し考えが違ったけど他はなかなか器が大きいと感じさせる意見で面白く読めた。文章を書く生活をこれからも続けて下さいね。とエールを送りたい。

2021年1月18日

読書状況 読み終わった [2021年1月18日]

エジプト展やミイラ展が開催されたら行く人なので楽しみながら読めた入門書。イラストによる解説で歴代ファラオ、ピラミッド、神殿、古代エジプト人の暮らしなど分かりやすく読める。壁画などで見るエジプト人はデブがいないのは食生活のバランスの良さなど、豆知識も豊富に学べる。王妃ネフィルティティの胸像を展示で見た事があるが、絶世の美女だと圧倒されたのを思い出した。

2021年3月14日

読書状況 読み終わった [2021年3月14日]

図書館で借りた本。ギフテッドなのかもしれないが、幼少期からIQが高すぎるせいか学校で級友や先生とうまくやれなかったり。不登校から家庭で学ぶようになるがうまくいかず、ドイツに移住してから落ち着くようになる。トランスジェンダーで女性のオードリーさんの落ち着いた雰囲気やユーモア精神など人として尊敬できる人物が政府機関にいる台湾が羨ましい。最後の特別付録の台湾の新型コロナウイルスとの戦いは必見。

2021年4月18日

読書状況 読み終わった [2021年4月18日]

図書館で借りた本。6歳の女児惨殺事件の犯人は16歳だった為に名前は非公開。SNSやテレビでも話題の事件で反響が大きい。そして犯人の実名が判明し、大山正紀と分かる。全国の同姓同名の男性たちは、大山正紀が刑期を終え世に放たれると同姓同名被害者の会を立ち上げ犯人を探し写真を撮り、自分たちは同姓同名だが犯人ではない事を世に知らしめようと策を練る。だが被害者の会には不穏な動きもあり…と言う話で、大山正紀がたくさん登場するせいか大変読みにくい話ではあった。だがアイデアは良いと思ったのと、最後のどんでん返しは無い方がよかったとは感じた。

2021年3月19日

読書状況 読み終わった [2021年3月19日]

図書館で借りた本。公安警察に勤務する幣原の息子が、テロリスト募集に応募していた事が発覚し逮捕された。世間はテロリストによる大使館乗っ取り事件から間もない事もあり、マスコミの過剰な報道合戦で家族は困窮するが…という話だが、最後の本当のオチは想像がついた。
そのオチに対する公安の捜査は甘いんじゃないかなとも思ったな。真っ先に捜査で気付くはずだから。

2021年4月3日

読書状況 読み終わった [2021年4月3日]

図書館で借りた本。第5章まで事件は形を変えて続いていくが、実は黒幕がいました。という展開。犯人の目星はつくので謎解きと言う点は物足りなさも感じたが、毒島刑事の取調べのやり取りは読んでで痛快さを感じる。小説家になりそうな毒島刑事に期待する。

2021年9月5日

読書状況 読み終わった [2021年9月5日]

図書館で借りた本。両親と姉を何者かに殺され、自分だけ助かった僕は殺し屋見習いになる事に。なぜ家族は殺されなければならなかったのか?それはある秘密があって…という話で、警察や病院の裏事情など絡んだミステリーハードボイルド系の流れで話は進んでいく。

2020年8月10日

読書状況 読み終わった [2020年8月10日]

図書館で借りた本。かつては賑わっていた駅近くの町の書店の閉店が決まり、3代目の店主は時代の流れを静かに受け入れながら閉店までの期間を過ごしていた。だが店主の笑門は突然の事故で亡くなったしまう。そこに書店を相続したという高校生の男子が登場し、閉店までの書店で春休みバイトとして働く事に。この高校生は本と話ができる能力があり…という話だが、書店を通じて出会った客と本の思い出話が号泣しながら読める話のオンパレードで、紙の本が好きな人はぜひ読んで欲しいと思った本。

2020年8月9日

読書状況 読み終わった [2020年8月9日]

図書館で借りた本。自覚症状も無いのに急激に肝臓ガンによる不自然な死亡案件が続き、何らかのパンデミックなのか?と原因を探る為に法医学の光崎の元に依頼がきた。解剖でなぜ肝臓ガンになったのかは解明したが、謎は残り…というミステリー。謎を追求していく過程で、きっとあれが目的だったんだろうなぁとラストの察しはついた。日米合同で調査するストーリーになっている。

2021年3月21日

読書状況 読み終わった [2021年3月21日]

図書館で借りた本。漫画が新入荷コーナーにあり珍しいと思い借りてみた。待ち合わせ時間を守らない友人の話は私の周りにはそんな人がいないので、いたら大変だろうなぁと思う。多分、その友人さんは飛行機や新幹線を使った旅行などは遅刻しないのでは?とか想像してしまった。はっきり言えない性格の作者さんのような感じを受けたので、様々な事をやめてみるのは勇気が必要だったと思うが、楽に生きられるようななって良かったね。と思う。

2020年8月31日

読書状況 読み終わった [2020年8月31日]

少年の遺体が発見される事件が続き、死体には腹部に手術痕がある。臓器売買絡みに繋がるのだが、少年達は貧困家庭故の犠牲者でもあった。表題はカインとアベルからきていてカイン目線で考えると、なるほどと思う。

2021年1月18日

読書状況 読み終わった [2021年1月18日]

図書館で借りた本。虐待・ヤングケアラー・トランスジェンダー・DVなど怒涛のオンパレード。自分と同じ悲しく辛い経験を誰かがしているとしたら…心の叫び声は誰にも届かないのか?52ヘルツの音を出すクジラの声は他のクジラには届かないが、きっと聞こえるクジラは何処かにいる。主人公のキコは、壮絶な人生の中で叫び声を聞いてもらえた出会いがあり、他の苦しむ叫び声を聞いた。

2022年10月24日

読書状況 読み終わった [2022年10月24日]

図書館で借りた本。シリーズの登場人物が集結した内容。幼稚園に侵入し園児と教諭を殺害、犯人は覚醒剤を使用して犯行に及んだ男。刑法39条に値してしまうのか危惧していた検事だが、自分が取り調べをしている最中に急に睡魔に襲われ、記憶がないまま起きた時、被疑者は拳銃で撃たれ死亡していた。疑われた検事はどうなるのか?という話。犯人は序盤で予想がつくが、登場人物がオールスターなので懐かしい感じもする作品だった。

2020年11月8日

読書状況 読み終わった [2020年11月8日]

図書館で借りた本。5話の短編集。相変わらず老人介護の話は胸糞さが炸裂してた。よかったのは1話目の天罰あげる。精神科医ゆえに、行動力溢れる患者から逆恨みされてしまい転落人生になってしまう話は実際ありそうで怖かった。

2020年8月8日

読書状況 読み終わった [2020年8月8日]

図書館で借りた本。太陽系、恒星や銀河、宇宙論の恐怖をかいつまんで説明してる内容。古代の地球の話は興味深かった。人工衛星のスペースデブリ問題は切実で、宇宙から見た地球は人工衛星の輪っかができてるのでは?と想像してしまった。

2020年6月18日

読書状況 読み終わった [2020年6月18日]

図書館で借りた本。企業とのタイアップや他とのコラボで書いた文章をまとめた一冊で短編集。発注を受けた際に提示された条件も付属で載っている。分厚いが内容はサラッと読める。あんまり好きな作品はなかったのでこの評価。

2020年4月11日

読書状況 読み終わった [2020年4月11日]

図書館で借りた本。新入荷コーナーにあったので読んでみた。過干渉や暴力を振るう毒母に育てられ、アダルト・チルドレンになってしまった40代以降の娘たちが老母の介護や看取りの段階に入った時、どうしましたか?の実例を挙げている内容。世間や親族などの目や、親子なんだから。という言葉にも苦しみ続けてきた人たち。最後は葬儀にも行かない、相続放棄も母の生前から決めている人が多く、行政などにも相談していた。過干渉する子育ては最後には自分の首を絞める結末が待っている。

2020年8月8日

読書状況 読み終わった [2020年8月8日]

図書館で借りた本。古墳群を見学に行く為のガイドブック。49基の古墳とその近場の観光エリアの紹介もある。それぞれの古墳の解説や写真も掲載し、本も薄いので観光のお供にぴったり。いつの日か仁徳天皇陵を見学に行きたい。

2020年2月29日

読書状況 読み終わった [2020年2月29日]

図書館で借りた本。原発事故で被爆した八ケ部町の住人達は色素性乾皮症に罹患し、太陽の光の下で暮らせなくなり、国から廃駅地下に移住させられた。国民にはその事実は知らされておらず、住人達は闇の存在に近い。その住人達と知り合った廃駅オタクで、福祉課で生活保護申請を担当する公務員の小日向は、住人達を護る為に奮闘する話だが、住人の1人が殺害される事件が起き…
犯人は誰か?の謎については、また同じ手法の結末でそろそろ飽きてきた。どんでん返しはもうお腹いっぱい。

2020年10月4日

読書状況 読み終わった [2020年10月4日]
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