花の名前 1 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (2005年6月4日発売)
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本棚登録 : 779
感想 : 114
5

少女漫画の中では一番好きと言っても過言ではないくらい、大好きな作品です。
両親を失い心を閉ざした蝶子と、心に闇を抱える偏屈な小説家。
美しい言葉選びや丁寧な場面など、漫画でありながら純文学を読んでいるようでした。
花を育てることで自らの闇を抜けた蝶子と、未だ闇の中にいる京。しかし蝶子の存在によって、京も徐々に救われていく。
「孤独」「闇」という重いテーマを抱えながらも、京の担当である秋山の明るさや、子供っぽい部分を見せる京、蝶子が緊張したあまり秋刀魚で京を叩くなど、笑える部分もたくさんありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年4月30日
読了日 : 2013年4月30日
本棚登録日 : 2013年4月30日

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