少女漫画の中では一番好きと言っても過言ではないくらい、大好きな作品です。
両親を失い心を閉ざした蝶子と、心に闇を抱える偏屈な小説家。
美しい言葉選びや丁寧な場面など、漫画でありながら純文学を読んでいるようでした。
花を育てることで自らの闇を抜けた蝶子と、未だ闇の中にいる京。しかし蝶子の存在によって、京も徐々に救われていく。
「孤独」「闇」という重いテーマを抱えながらも、京の担当である秋山の明るさや、子供っぽい部分を見せる京、蝶子が緊張したあまり秋刀魚で京を叩くなど、笑える部分もたくさんありました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年4月30日
- 読了日 : 2013年4月30日
- 本棚登録日 : 2013年4月30日
みんなの感想をみる