実力派のキャスト揃いで、とにかく全員が迫真の演技。
言葉でなく表情だけでも伝わってくるし、妻夫木聡や宮崎あおいの泣くシーンは、特に素晴らしかった。
ある殺人事件を背景に、全く異なる3つのストーリーが同時進行で比較的言葉少なめで静かに流れていく。
日本人の監督&脚本家では実現できない映画。
また、坂本龍一の音楽演出がとても素晴らしい。
非力さ、切なさが、音楽とともにひしひし伝わってくる。
ただ、「怒り」という題名だけはちょっと違和感。
もっとこの映画にぴったり合ういい題名があると思う。
この作品のテーマは「人を無条件に信じてしまう心」と「信じている人を疑ってしまう心」だと思うので。
それぞれの演技を見たいがためにもう一度観たい映画。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2019年1月6日
- 読了日 : 2019年1月6日
- 本棚登録日 : 2019年1月5日
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