走行中のトレーラーのタイヤが外れ、歩行者の母子を直撃。
財閥系巨大自動車メーカーは、この死亡事故原因を、
運送会社の整備不良として片付けてしまいます。
結果に到底納得できない運送会社の社長は真相究明のために戦うのですが、
中小企業と財閥系大企業の間の壁や世間の先入観に阻まれ、四面楚歌状態。
話は、運送会社対財閥系企業の単純な構図で進むのではなく、
財閥系企業の中では複雑な力関係や勢力図があり、それぞれの思惑が絡み合い、
脇役ともいえる人たちの存在が話に深みを加えています。
リコール隠しを無事に暴いて、すっきりとした終わりを迎えることが出来るのか、下巻が楽しみです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
池井戸潤
- 感想投稿日 : 2013年7月15日
- 読了日 : 2013年7月13日
- 本棚登録日 : 2013年7月15日
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