山田真哉さんの著書。
新米会計士の主人公柿本一麻と上司である女子大生会計士の藤原萌実の2人が様々な事情をもつ会社の監査の中で起こる事件を解決していく物語の第一巻。
構成はショートストーリーが7つプラス後日談となっており、全体的にコミカルな感じに物語が進んでいく。
推理小説の類いかと思いきや、そのトリックは会計の知識がないとまずわからないので、推理を楽しむというよりキャラクターたちの会話や物語を楽しむ作品となっている。
専門用語が頻出するので、たびたび理解できないことがあるが、途中注釈が丁寧につけられているのでまったく知識がなくても置いて行かれることはないと思う。
ただ、何も考えずにただ読むだけで楽しめるかといわれるとそうではないので、ある程度落ち着いて読める状態での読書をおすすめする。
本書では主人公柿本一麻の初仕事から1年間の出来事がストーリーになっている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年7月5日
- 読了日 : 2020年7月5日
- 本棚登録日 : 2020年7月5日
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