硝子戸の中 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1952年7月22日発売)
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本棚登録 : 1647
感想 : 162
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(個人的)漱石再読月間。小説15作品と短編集3冊。これにてファイナル。

漱石先生の亡くなる前年に書かれたエッセイ集。病床から外を眺める静かな諦念。思い起こす面倒だったあの人も恋しい母も懐かしい幼なじみももはや亡い。

2020年4月から5月。特別な時間の中で、「いつか、気力的体力的もしくはその他の理由で本が読めなくなる時が来る。その前にこれだけは再読しておきたい。そうすれば読書人生に悔いは残らない」とぼんやり考えていた計画を、いきなり実行に移す時が来てしまった。家にこもってただひたすらに読書読書の日々。

これでほぼ達成。なんとも言えない充実感。
プルースト先生、埴谷先生、漱石先生、ありがとうございました。もういつでもOKです。

さて!ここからは徐々に普段の読書生活に戻していきますよ。(世の中が戻ることが大前提ですが祈)





読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月21日
読了日 : 2020年5月21日
本棚登録日 : 2020年5月19日

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