たぶんねこ しゃばけシリーズ 12

著者 :
  • 新潮社 (2013年7月22日発売)
3.69
  • (68)
  • (198)
  • (187)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 1371
感想 : 164
5

もう第十二段になってしまった。
まさか若だんなが両国で働くとは思いもよらず。
栄吉さんは菓子作りが下手で頼りなく思えるけど、小僧への対処はしっかりしてる。若だんなとの友情にもキュンとする。
記憶をなくした仁吉の、おぎん様との再会にちょっと切なくなった。それでも仁吉が居たいと思える場所、若だんながいてよかったな。
若だんなが外に出かけられず世事に疎いので、仁吉や佐助は、本来であれば非常識なこと、おかしなことなどを若だんなに教える。そのおかげで、江戸時代に疎い私も、読みながらその時代の暮らしや価値観をイメージできて、ありがたい。
脳内配役:
前作で、河童の親玉・禰々子は綾瀬はるかさんが演じると面白いなと思っていたが、今回の見合い話の、禰々子の素っ頓狂な受け答えを見事コミカルに演じてくれそうで、脳内配役にハマりました。
幽霊役は深澤辰哉さんが、ハマるかもなぁ。顔立ちがいけてて、なんでも器用にこなし、でもなし得ず、甘え上手なところとか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月5日
読了日 : 2023年9月5日
本棚登録日 : 2023年9月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする